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入れ歯が合わない。入れ歯が痛い。
2022.9.26
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こんにちは、赤羽歯科 新宿診療所 歯科医師の古畑です。
今回のコラムは、入れ歯が合わない方や、家族が入れ歯が痛くてご飯が食べられないとお困りの方に向けて記載させていただきます。毎日の食事をおいしく食べて頂く為に参考にしていただければ幸いです。
入れ歯が合わない
入れ歯が合わない原因は様々ですが、
・最初から入れ歯が合わない
・使っているうちに合わなくなった
のどちらかにより、原因が異なります。
「最初から入れ歯が合わない」
この場合は、噛み合わせや患者さんのお口の中の状態に今お使いの入れ歯がきちんと合わせて作れていない可能性があります。
当たって痛いところがあったり、入れ歯が外れてきてしまう場合は調整する等の処置が可能です。
しかし、痛くはないけれど違和感があるということであれば入れ歯は徐々に慣れていくものなので、最初に入れたときは違和感が多いですが、その違和感は一週間程度で軽減すると言われています。食べ物は柔らかいものから摂取するようにしましょう。
「使っているうちに入れ歯が合わなくなった」
この場合はいくつかの原因が考えられます。
1、口の中の変化(骨の退縮、歯の動揺)
2、入れ歯自体の変化(摩耗)
などです。
1、口の中の変化
口の中の状態は日々変化していきます。
骨は、古い骨が壊されて分解されて、新しい骨が作られる、骨代謝という新陳代謝を常に繰り返しています。これはどの人でも行われているのですが、年齢を重ねるにつれ、この新陳代謝がどんどんゆっくりになっていきます。骨は吸収されるのに、新しい骨がなかなか出来てこない。そのため、骨が次第に痩せていってしまいます。
そのせいで、一度作った入れ歯と痩せていった骨との間に隙間ができ、緩くなってしまったり、当たって痛い部分が出てきてしまうのです。
また、バネがかかっている歯が揺れてしまうことで、今まで当たっていなかった部分に入れ歯が当たって痛みが出てしまうことになります。
2、入れ歯自体の変化(摩耗)
長い期間入れ歯を使用していると噛み合わせにより入れ歯の歯の部分がすり減って,噛み合わせが変化していきます。
他にも入れ歯に歯石や汚れがつくことにより不衛生になり、口の粘膜に炎症が起きていたり、その人によって痛みの原因は様々です。
保険診療と自費診療の違い
保険適用の入れ歯
メリット
・安い
・他の歯をあまり削らなくて済む
デメリット
・(部分入れ歯の場合)銀色のバネが目立ってしまう
・材料が弱いので長持ちしない
・噛めない
・分厚い
自費診療の入れ歯
歯茎に触れる部分が金属の入れ歯(金属床)やドイツ式のコーヌステレスコープがあります。
メリット
・薄いため違和感が少ない
・熱伝導率が高いため、食べ物・飲み物の温度を感じやすい
・頑丈
デメリット
・保険のものに比べて重みがある
・料金が高い
ということが挙げられます。
★入れ歯の種類をご紹介した記事はこちら!
★コーヌステレスコープについては過去の記事をご覧ください。
★インプラントと組み合わせた入れ歯もあります。
入れ歯以外の治療法は?
一度入れ歯を作ってはみたものの
「違和感が大きいので、食事の時だけ入れている」
「噛めない」
「全然使えていない」
という患者さんの声をよく聞きます。
その場合はお口の中の状態によって、入れ歯以外の治療法を提案させていただくことも可能です。
歯を失った部分に行える治療法は
・入れ歯
・ブリッジ
・インプラント
です。
ブリッジ
ブリッジは失った部分の歯の両隣の歯を削って橋渡しをする治療法です。
メリット
・入れ歯のように着脱式ではない
・噛む感覚が保たれる
デメリット
・両隣の健康な歯を削る
・清掃性がよくない
インプラント
インプラントは顎の骨の中にインプラントという人工歯根を埋入する方法です。
メリット
・周りの歯を削る必要がない
・噛む感覚を維持することができる
デメリット
・費用がかかる
・外科手術が必要
★インプラントについては過去の記事をご覧ください。
ただ、患者さんのお口の中の状態により、上に列挙したブリッジやインプラントができない方もいらっしゃいます。
歯を失ってしまって悩まれている方、入れ歯が合わず困っている方は、是非一度相談にいらしてください。
「入れ歯」のことなら、西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」
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