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歯周病ってなに?歯周病とは?
2022.3.14
Contents
こんにちは。西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 新宿診療所」院長の奥田です。
「歯周病」と聞くとどんなイメージを持っていますか?歯茎が腫れて痛むだけや放っておいても治る病気と思われて方もいるかもしれません。しかし歯周病はとても怖い病気なのです。今回のコラムでは歯周病についてお話させていただきます。
歯周病ってなに?
歯周病とは、簡単に言うと歯茎の中に細菌が入り込んで炎症を起こし、最終的に歯が抜けてしまう病気です。
よく耳にする歯肉炎とは、上の図のように区別されています。この表を見ると歯肉炎は歯周病の前段階だと分かります。歯肉炎と歯周病の違いは骨の有無です。歯周病が進むと骨が溶けて、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の原因
①細菌因子
・プラークと歯石
プラークが残っていると、唾液と混ざり合い歯石となります。どちらも細菌を含んでおり、増殖もする為歯周病を悪化させます。
②宿主因子
・歯並び
歯磨きをするのが難しい歯並びだとプラークが残りやすくなるため。
・唾液
唾液の量が少ないと口の中が乾燥してしまい、細菌が増殖する原因となる。
③環境因子
・食習慣
食後に歯を磨かないとプラークが残り細菌を増殖させる原因となります。また、不規則な食事や偏った食事は歯茎周りの組織の抵抗力を弱めてしまいます。
・ストレス
体の抵抗力を弱め、不規則な生活習慣になるため、歯周病が悪化しやすくなる。
・喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させて歯茎の血行を悪くします。また、タバコには、一酸化炭素が含まれており、歯茎の中の酸素を奪うので栄養が不足してしまう。それにより抵抗力が低下してしまい重傷化しやすくなる。
歯周病の症状チェック
・朝起きた時、口の中がネバネバする
・歯茎が腫れる。出血する。
・口臭が気になる
・歯がぐらつく
・硬いものが噛みにくい
・歯茎が下がった
上記のどれか1つでも当てはまるのであれば歯周病の可能性があるかもしれません
歯周病が進行するとどうなるの?
歯周病が進行してしまうと最悪の場合、歯が抜けてしまうことがあります。実は歯を失う原因の第一位が歯周病なのです。歯周病は、気づきにくい病気のため、対策が遅れてしまうことが多いです。
歯周病と全身疾患
歯周病により、歯周病細菌が血液に流れ込み心臓や肺に運ばれて全身疾患を起こすことがあります。
・主な疾患
①心血管疾患
血管に侵入した細菌により、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
②糖尿病
歯周病による炎症で生じる物質がインスリンの機能を低下させる。
③呼吸器疾患
細菌が肺に入ることで肺炎を起こしやすくなる。
他にも、アルツハイマー病、早期低体重児出産などさまざな疾患とかかわりがあります。
予防と対策
①正しいブラッシング
②規則正しい生活
・食事したあと必ず歯磨きをする
・適度に栄養のとれた食事を心がける
・禁煙する
・適度な運動をする
③定期健診を受ける
歯周病のなり始めは痛みも少なく気づきにくいです。定期的に歯科医院に通い、クリーニングや歯茎の検査をしてもらいましょう。
まとめ
歯周病は怖い病気だとわかっていただけたでしょうか?ご自身では気づきにくいこともあるので歯科医院に来院し、検査を受けて頂くことをおすすめします。赤羽歯科 新宿診療所では、患者さんに合わせて、丁寧にブラッシング指導をしています。今から、私たちと歯周病予防をしてみませんか?
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