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子供の歯の生え替わりについて
2021.8.30
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こんにちは。新宿、西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団歯友会赤羽歯科 新宿診療所」衛生士の椚田です。
本コラムでは子供の歯の生え替わりについてお話しいたします。
子供の歯から大人の歯になるまで
皆様は子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に変わるまでの間、どのぐらいの歯が抜けてどのくらいの時間がかかっているかご存知でしょうか?
まず、乳歯と永久歯の本数を比べてみましょう。
乳歯は5種類の歯が上下左右にあり合計で20本あります。
永久歯は7種類の歯(親知らずを入れると8種類の歯)こちらも上下左右にあり合計で28本から32本あります。
ここで乳歯から永久歯になる時に歯が増えていることにお気づきでしょうか?
つまり、永久歯になるときは20本の乳歯が抜けて、追加で生えてくる8本の歯(親知らずを入れると12本の歯)があるのです。
生え替わりは6歳ごろから始まり14歳頃に完了します。
親知らず(第3大臼歯)がある方は20歳前後になります。
大人の方はこの本数を聞いて驚かれた方も多いのではないでしょうか?
子供の皆さんはこれからの生えかわりにドキドキしますね!
生え替わりの順番について
実は生え変わる順番も大体決まっています。
順番に説明しますがとても複雑なのでまず上記の図をご覧ください。
6歳頃〜8歳頃
最初の生え替わりは6歳ごろで前歯または奥歯から始まります。
前歯は乳歯の乳中切歯(1番前の歯)と乳側切歯(真ん中から2番目の歯)が抜けてそれぞれの永久歯(大人の歯)である中切歯、側切歯に生え替わります
奥歯は第一大臼歯(6歳ごろに生えてくることから6歳臼歯と呼ばれます)が第二乳臼歯(1番奥の子供の歯)の隣に追加で生えてきます。
大体の場合は下の歯から始まります。
この時期から乳歯が残って居るのに永久歯が生えてきたとか、抜けたのに中々歯が生えてこない等の相談が増えてきます。
9歳頃〜11歳頃
乳犬歯(真ん中から3番目の歯)は犬歯、第一乳臼歯(真ん中から4番目の歯)は第一小臼歯、第二乳臼歯(真ん中から5番目の歯)は第二小臼歯に生え替わります。
この順番もある程度決まっていて
上の歯は第一小臼歯、犬歯、第二小臼歯の順番で、下の歯は犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯の順番で合計12本の歯が生え変わります。
11歳頃〜14歳頃
この頃に第二大臼歯が6歳の頃に生えてきた第一大臼歯のさらに奥に生えてきます。この歯は一番奥に生えてくる為、気付きにくく磨きづらいのと、年齢的にも小学5年生から中学2年生ごろとお子様も忙しく保護者もお口の中を気にかけてあげられなくなる時期なので虫歯になりやすい傾向があり注意が必要です。
まとめ
何気なく生えてくる歯ですが生える時期が決まっていて面白いと思いませんか?
虫歯によって乳歯が先に抜けてしまったり、永久歯がなかなか生えてこなかったりすると将来の歯並びや噛み合わせに影響することがありますので、気になることがありましたら是非当院にご相談ください。
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