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口臭の原因と対策
2021.7.19
Contents
こんにちは。新宿、西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」の衛生士小林です。
本コラムでは口臭について、その原因や対策についてお伝えしたいと思います。
~口臭の原因~
口臭の原因にはいくつかのものが考えられます。
1.口の中の細菌がタンパク質を分解して臭いが発生
2.唾液が減ると匂いやすい
3.朝起きた時や暫く食事をしていないとき
4.舌苔
5.歯周病
それぞれに関して詳しく解説していきます。
1.口の中の細菌がタンパク質を分解して臭いが発生
不快な口臭のほとんどは剥がれ落ちた粘膜のかすや唾液、食べ物のカスなどに含まれるたんぱく質が口の中にいる細菌により分解・発酵される過程で出るガスです。
口臭の元となるガスには次のような種類があります。
・メチルメルカプタン;玉ねぎが腐ったような匂い
・硫化水素;玉ねぎが腐った匂い
・ジメチルサルファイド;キャベツが腐ったような匂い
2.唾液が減ると匂いやすい
唾液が減って口腔内が乾燥すると自浄作用が低下し、たんぱく質を分解する細菌が増えるので、口臭も濃縮され匂いがきつくなります。
3.朝起きた時や暫く食事をしていないとき
睡眠中は唾液腺が刺激されず唾液の分泌や流れる量が減ってしまうのに加え、口呼吸や水分不足などで口腔内が乾燥しやすい為、朝起きたときの口臭は1日の中で最も強くなります。
長時間食事をしていないときも唾液の流れる量が減り口臭が強くなります。
4.舌苔
舌苔とは舌に付着した白っぽい汚れで、口臭を引き起こす細菌やたんぱく質を大量に含んでいます。舌苔は胃腸の調子が良くないときに増えやすいです。
なぜかというと、舌の感覚を鈍らせ食欲を減らし、食べる量を減らして胃腸を守るためです。
5.歯周病
歯周病によって口の中にたまっているプラーク(歯垢)も舌苔と同じく大量の細菌とタンパク質の集まりです。
炎症が起こっており、タンパク質が細菌に分解され強い口臭が発生します。
~口臭の対策~
口臭の対策にもいくつかの方法があります。
1.唾液分泌を増やす
・食事は規則正しく、よく噛んで食べる。
・食事の時間が空くときはガムをかむと唾液が出やすくなる
・軽い運動を行い、人と会話をする。ストレスを解消することにより唾液腺も刺激する。
・睡眠を十分にとり、疲れをためないようにする。
・マッサージで唾液腺を刺激する。
~唾液腺マッサージ~
①耳下腺マッサージ
頬に指をあてて、後ろから前へ円を書くように行う
②顎下腺マッサージ
顎の内側を耳の下から顎の先に向かって指先で押していく
③舌下腺マッサージ
両方の親指をそろえて顎の下に当て、ゆっくりと押し上げる
2.胃腸の調子を整える
口臭の主な原因となる舌苔は胃腸の調子が悪くなると増加する為、毎日3食規則正しく食べたり、消化の良いものをよく噛んで食べましょう。また、乳酸菌や海藻類を摂取したり、刺激物は控え、ストレスをためないなど胃腸に良い生活を心がけましょう。
3.その他の対策
・ニンニクやアルコールなどにおいのもととなる飲食は避ける
・タールがにおいのもととなるため、喫煙を避ける
・お茶などに含まれるポリフェノールは口の中の細菌を洗浄し、においの成分と結合して招集する作用があるため、積極的に飲む
・舌ブラシで清掃する
~舌の磨き方~
1日1回、朝に行いましょう。(口臭は朝が一番強いため)
歯磨き粉は付けず、水または専用のジェルをつけてブラシを奥から手前に軽い力で動かし掃除しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
口臭といっても原因や対策は1つではありません。
ご自身にあった対策ができるようにするためにも、是非一度当院へお越しください。
口臭のことなら新宿、西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」
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