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口の中の病気 ①口腔粘膜疾患 (手足口病等)
2020.10.26
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こんにちは。
新宿、西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」院長の奥田です。
今回は、口の中の病気、手足口病などでお悩みの方に向けて記述いたします。
虫歯以外の口の中の病気
口の中の病気は、虫歯以外にもたくさんあります。普段あまり口の中を見る機会がない方は、虫歯で歯科を受診した際に指摘されることもあります。今回のコラムでは、そのなかで代表的なものを紹介していきます。
水泡を主とする病気
写真 左から 口内炎 手足口病 ヘルパンギーナ
水泡を伴うものには、ウイルス感染によるものと自己免疫疾患によるものがあります
・ウイルス感染によるもの
①単純疱疹(たんじゅんほうしん):単純疱疹ウイルス感染により口内炎を生じるもの
②帯状疱疹(たいじょうほうしん):水痘と同じ水痘帯状疱疹ウイルスにより、発熱や強度の疼痛(とうつう)、口腔内アフタを生じ治癒に3週間を要します
③ヘルパンギーナ:コクサッキ―Aウイルス感染により幼児に好発し発熱や口峡部の左右対称の水泡を形成し疼痛を伴う
④手足口病:コクサッキーウイルスA16またはエンテロウイルスによる感染により、1~4歳に好発し発熱を初発症状とし
両手、両足、口腔に水泡を形成し5~7日で治癒します
・自己免疫疾患によるもの
①天疱瘡(てんぽうそう):中年女性に好発し口腔内に水泡を形成する。水泡は破れてびらんとなり、難治性である
②類天疱瘡(るいてんぽうそう):水泡形成後、破れて潰瘍をつくるが全身症状は軽く、予後も良好である
白斑を主とする病気
①扁平苔癬(へんぺいたいせん):口腔粘膜にレース状の白斑を生じる。頬粘膜に好発し接触痛や食べ物による刺激痛がある。
②口腔カンジダ症:口腔粘膜に小斑点状の偽膜を生じ、ぬぐい去る事ができる。
口の中をよくみましょう
普段、鏡を見る機会はたくさんあると思います。しかし、口の中はあまり見たことがないと思います。毎日の歯磨きの時も鏡をみながらしても、口の中までは見ていないと思います。口の中の病気には、すぐに痛みの出るものと、そうでないものがあります。虫歯などは、比較的早期に痛みが出ますので分かり易いのですが、口腔粘膜の病気は痛みがわかりにくく、発見が遅れることがありますので、普段から口の中を見るようすることが大切です。また、歯科の定期健診を受けることにより虫歯だけでなく、粘膜の病気も早期に発見することができます。
手足口病、口内炎でお悩みの方は是非当院までご相談ください。
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