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気持ち悪くならない型取り”光学印象”ってなに?
2020.9.14
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こんにちは。新宿の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」の歯科医師自見です。
本コラムでは、当院でも導入をしている、型取りシステム”光学印象”について、特徴やメリット、デメリットについてお話をしようと思います。
気持ち悪くならない型取り?
みなさん突然ですが歯医者は好きでしょうか?
なかなか好きと答える方は少ないと思います。
事実、全国保健医団体連合会の調査では、治療する必要があると認識しているにもかかわらず歯医者に通ってないという方が36.6%もいらっしゃいました。
つまり3人に1人は治療すべきところが残っているのに歯医者に通っていないということになります。
歯医者に行きたくない理由はたくさんあると思いますが、その中の1つに”型取りで気持ち悪くなってしまうというのをよく耳にします。
そもそもなぜ虫歯の治療で型取りを行わなければならないのでしょうか。
その理由を次にお話ししていきます。
型取りって必要なの?
虫歯の大まかな治療の流れは以下の通りです。
①虫歯をとる
②粘土状の型取り材料にて形を記録する
③出来上がってきた詰め物を接着剤で歯に付ける
ざっくりとですがこのような流れになっています。
つまり虫歯を取ってできたくぼみにしっかり合う詰め物を作るため型取りが必要なのです。
しかし、この型取りに問題があり、粘土が歯茎にあたることによって気持ち悪くなってしまう方が一定数いらっしゃいます。
そこで出てきた新しい型取りの方法があります。
新しい型取りの仕方
その型取りとは光学印象というものです。
粘土ではなく光を当てることにより、くぼみの形を記録するという今までにない型取りの方法です。
これにより気持ち悪くなりづらい型取りができるようになりました。
光学印象のメリット
光学印象には気持ち悪くならない以外にもメリットがあります。
・ものによっては型取りの回数を減らすことができる。
・粘土と違い扱うものはあくまでデータなので変形の心配や輸送の時間がいらない。
光学印象のデメリット
しかし光学印象にもデメリットがあります。
・ここ数年で実用化されたので取り扱う医院がまだ少ない。
・扱える素材に限りがある。
光学印象のまとめ
粘土の型取りは80年以上の歴史がある手法ですが、
光学印象はまだ実用化されて数年というところなので日本全国に普及するのはまだ時間がかかると思われます。
普及率や素材の制限などまだまだ改善の余地はありますが、画期的な型取りのシステムであることは間違いありません。
型取りが嫌で歯医者が遠のいていた患者さまの希望になればと思います。
光学印象についてご検討、お悩みの方は是非当院までご相談ください。
新宿の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」