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歯ブラシの当て方と補助用具
2021.8.02
Contents
こんにちは。新宿、西新宿、都庁前の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 新宿診療所」歯科衛生士の忠鉢です。
本コラムでは歯ブラシの当て方、ブラッシング方法や補助用具についてお話しします。
歯ブラシの当て方の種類
歯ブラシの当て方(ブラッシング方法)にはたくさんの種類がありますが、
その中でも大半の方に有効なブラッシング方法であるスクラビング法とバス法を説明いたします。
二つの磨き方の共通点
まず共通する歯ブラシの持ち方と磨く順番についてお話しします。
・持ち方
正しい歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つような持ち方です(ペングリップ)
完全に握って歯ブラシを持つ(パームグリップ)方法だと力が入りすぎてしまい歯茎や歯面を傷つけてしまうおそれがあります。
・磨く順番
歯を磨く際に自分の中で順番を決めると磨き残しを防げます。
例えば、下顎の頬側→噛む面→舌側、上顎の頬側→噛む面→内側
このように順番を決めると歯ブラシの当てもらしが少なくなります。
歯ブラシの動かし方
次に歯ブラシの動かし方についてお伝えいたします。
・スクラビング法
スクラビング法とは歯ブラシを歯面に対して直角(90度)に当て、軽い力で小刻みに動かす方法です。
この動かし方であれば歯と歯の間の細かいところや歯と歯茎の隙間にも毛先が入り効率的に歯を磨くことができます。
・バス法
スクラビング法のような歯ブラシの当て方は歯の内側(舌側)を磨く際、歯ブラシの柄が歯に当たってしまいうまく磨くことができません。
そのため内側を磨く際は歯ブラシを歯面に対して45度で当て磨くバス法という磨き方をお勧めします。
また、この磨き方は歯ブラシの毛先により歯茎に適度な刺激を与えることができるため歯肉炎・歯周病の方にもおすすめの磨き方です。
補助用具
歯磨きのメインはやはり歯ブラシによる汚れ取りですが、複雑な歯並びをされている方や歯茎が下がってしまった方は歯ブラシのみで全ての汚れを取ることは大変難しいです。
その残りの汚れを取るのに適した補助的な道具がいくつかありますのでご紹介します。
・フロス
長い糸状の汚れ取りの道具です。
ノコギリのようにフロスを前後に動かしながら歯と歯の間に糸を入れていきます。
それだけでは歯の細かい汚れは落ちないので右側左側に糸をそわせながらしっかりと糸を入れ込むことで歯茎の際にある汚れも除去できます。
ただし、入れ込みすぎると歯茎を傷つけてしまう恐れもあるので加減して行う必要があります。
・歯間ブラシ
歯と歯の間に使う小さいブラシです。
歯周病などで歯茎が下がってしまい歯と歯の間に隙間がある方に有効な補助用具で
その隙間の大きさにあった歯間ブラシのサイズを選ぶことが重要になってきます。
・ワンタフト
叢生(歯が前後にずれて生えている状態)の場合に有効なブラシです。
細かいところまで掃除しやすい反面全部を磨くにはとても時間がかかってしまうため、特に汚れがつきやすいところにだけ使うのが効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
歯ブラシの磨き方一つとってもさまざまな種類があります。
ご自身の歯にあった磨き方や補助用具が気になる方は是非一度衛生士や歯科医師にご相談ください。
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